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2. インストールとライブイメージ用の最新事項

2.1. インストールノート

[Tip] To learn how to install Fedora, refer to to the Fedora Installation Guide

Refer to http://docs.fedoraproject.org/install-guide/ for full instructions on installing Fedora. If you encounter a problem or have a question during installation that is not covered in these release notes, refer to http://www.fedoraproject.org/wiki/FAQ and http://www.fedoraproject.org/wiki/Bugs/Common.

Anaconda は Fedora インストーラーの名前です。このセクションでは Anaconda と Fedora 10 のインストールに関する問題の概要を述べます。

2.1.1. インストールメディア

[Note] Fedora DVD ISO イメージは今回大きなファイルです。

Fedora DVD ISO イメージをダウンロードする予定である場合は、ダウンロード用の ツール全てが 2 GB 以上のサイズのファイルを収容できるわけではないことを忘れないで 下さい。

プログラム wget 1.9.1-16 とそれ以上、curl、及び ncftpget はこの制限を持ちません。そして 2 GB 以上のファイルも正常にダウンロードできます。BitTorrent は大容量のファイルを ダウンロードできるもう1つのメソッドです。torrent ファイルの取得と使用法に関する情報には、 http://torrent.fedoraproject.org/ を参照して下さい。

Anaconda は、インストール専用のメディアから 起動中に インストール、又は既存システムをアップグレード が選択された時に、インストールメディアを検証すべきか どうかを尋ねてきます。

Fedora Live メディアを使うには、初期起動のカウントダウン中にいずれかのキーを押すと、 起動オプションメニューが表示されますので、Verify and boot を選択して、メディアテストを実行します。Fedora Live メディアを 確証するためにインストールメディアが使用できます。Anaconda は メディアチェックの間に、Anaconda を実行しているメディア以外の 他のディスクをチェックしたいかどうかを尋ねてきます。他のメディアをテストするには、eject を選択して、挿入してある メディアをイジェクトし、テストしたいメディアを挿入します。

全ての新規インストール、又はライブメディア用にこのテストを実行して下さい。

インストール関連のバグを報告する前にこれらのテストを実行されることを Fedora プロジェクトは強く推奨します。報告されているバグの多くは、実際には、 不正に焼かれた CDや DVD が原因となっています。

稀なケースとして、テスト工程が実際には使用可能なディスクを不具合として 報告することがあります。この結果は多くの場合、ISO ファイルからディスクを 作成している時にパディングを含まないディスク書き込みソフトウェアが原因に なっています。

[Note] BitTorrent は自動的にファイルの整合性を検証します。

If you use BitTorrent, any files you download are automatically validated. If your file completes downloading you do not need to check it. Once you burn your CD or DVD, however, you should still use mediacheck to test the integrity of the media.

インストール時の失敗のもう1つの理由はメモリーの不具合です。Fedora をインストールする前に、 メモリーの検査を実行するには、起動メニューで任意のキーを押してブートメニューに入り、 Memory Test を選択します。 このオプションにより Anaconda の代わりに Memtest86 スタンドアローンメモリーテストソフトウェアを実行します。Memtest86 メモリー検査は、Esc キーを押すまで実行し続けます。

Fedora 10 はグラフィカルな FTP、HTTP インストールをサポートします。ただし、インストーラーイメージが RAM に収まるか、インストール DVD 又は Live Media の ようにローカルのストレージになければなりません。そういうわけで、192 MB 超の RAM を 搭載したシステムか、インストール DVD 又は Live Media から起動するシステムでのみで グラフィカルなインストーラーが使用できます。192 MB 以下の RAM を搭載したマシンでは、 自動的にテキストベースのインストーラーが使用されます。もしテキストベースのインストーラーがいいのであれば、boot: プロンプトで linux text と入力してください。

2.1.2. Anaconda における変更

  • ネットワーキング用の NetworkManager -- Anaconda は、今回インストール中のネットワーク インターフェイスの設定の為に NetworkManager を 使用しています。Anaconda 内の主要ネットワーク インターフェイス設定画面は、削除されています。ユーザーはインストール中に必要とする 場合にのみネットワーク設定の詳細を要求されます。インストール中に使用される設定は その時にシステムに書き込まれます。

    詳細はこのサイトを参照して下さい--http://www.fedoraproject.org/wiki/Anaconda/Features/NetConfigForNM

  • インストーラーを起動する為に netinst.iso を使用している 場合、Anaconda は Fedora ミラーリスト URL を そのインストールソースとして使用するデフォルト設定をします。メソッド選択の画面は もうデフォルトでは表示されません。ミラーリスト URL を使用したくない場合は、 repo=<使用インストールソース> か、又は askmethod をインストーラーブートパラメータに 追加します。askmethod は、以前のリリースと同様に選択画面が出現する ようにします。ブートパラメータに追加するには、初期起動画面で Tab キーを 押してから、既存の一覧に必要なパラメータを追記します。詳細情報には、http://fedoraproject.org/wiki/Anaconda/Optionsrepo=stage2= の説明を参照してください。

2.1.3.1. .iso から PXE の起動

When PXE booting and using a .iso file mounted via NFS for the installation media, add repo=nfs:server:/path/ to the command line. The install.img file also needs to be extracted and/or placed into the nfs:server:/path/images/ directory.

2.1.3.2. IDE のデバイス名

i386 と x86_64 で IDE ドライブ用の /dev/hdX の使用は、Fedora 7 で /dev/sdX に変更されました。Fedora 7 より 前のリリースからのアップグレードしている場合、アップグレードの為のデバイスラベル化の重要性と、 パーティションの制限についての注意を参照してください。

2.1.3.3. IDE RAID

すべての IDE RAID コントローラーがサポートされるわけではありません。もし RAID コントローラーが dmraid でまだ サポートされてなければ、Linux ソフトウェア RAID を設定することで、ドライブを RAID アレイに 構成することができます。サポートされているコントローラーでは RAID 機能をコンピューターの BIOS で設定してください。

2.1.3.4. 複数の NIC と PXE インストール

複数のネットワークインターフェースがあると、サービスによっては eth0 を BIOS が認識している最初のネットワークインターフェースに割り当てないことがあり、PXE で使用されているネットワークインターフェース以外をインストーラーが使用しようとすることがあります。この動作を変えるにはpxelinux.cfg/* 設定ファイルで以下を使用してください:

IPAPPEND 2 APPEND
	  ksdevice=bootif

上記の設定オプションによりインストーラーは BIOS や PXE が使用しているのと同じネットワークインターフェースを使用するようになります。以下のオプションも使用できます:

ksdevice=link

このオプションによりネットワークスイッチにリンクしているのが見つかった最初のネットワーク装置をインストーラーが使用するようになります。

Fedora アップグレードの推奨手順については、http://fedoraproject.org/wiki/DistributionUpgrades を参照してください。

2.1.4.1. SCSI ドライバーのパーティションの制限

古い IDE ドライバーが 1 装置当たり最大 63 個のパーティションをサポートしていたのに対し、SCSI 装置は 1 装置当たり 15 個のパーティションに制限されています。Anaconda は Fedora の他の部分と同じ方法で、新しい libata ドライバーを使用しており、インストールやアップグレード処理中に IDE ディスク上の 15 個を越えるパーティションを検出できません。

15 パーティションを越えるシステムをアップグレードしようとしているのならば、ディスクを論理ボリューム管理 (LVM) に移行する必要があるかもしれません。この制限は LVM をサポートしていない他のインストールされたシステムと対立する原因に なるかも知れません。ほとんどの最近の Linux ディストリビューションは LVM をサポートしており、他のオペレーティングシステム向けのドライバーも同様に利用可能です。

2.1.4.2. ディスクパーティションはラベル付きでなければならない

A change in the way that the Linux kernel handles storage devices means that device names such as /dev/hdX or /dev/sdX may differ from the values used in earlier releases. Anaconda solves this problem by relying on partition labels or UUIDs for finding devices. If these are not present, then Anaconda presents a warning indicating that partitions need to be labelled and that the upgrade can not proceed. Systems that use Logical Volume Management (LVM) and the device mapper usually do not require relabeling. One exception is mirrored LVM partitions, where the UUIDs are identical. In that case, the partitions must be labeled.

2.1.4.2.1. ディスクパーティションラベルをチェックするには

パーティションラベルを見るには、既存の Fedora システムを起動し、端末のプロンプトで以下を入力します:

/sbin/blkid

一覧の個々のボリューム行が、以下に示すようにLABEL= 値を持っていることを確認して下さい:

/dev/hdd1: LABEL="/boot"
	    UUID="ec6a9d6c-6f05-487e-a8bd-a2594b854406" SEC_TYPE="ext2"
	    TYPE="ext3" 
2.1.4.2.2. ディスクパーティションラベルをセットするには

ラベル無しの ext2 と ext3 のパーティションには、以下のコマンドを使用します:

su -c 'e2label /dev/example f7-slash'

VFAT ファイルシステムには、dosfstools パッケージから dosfslabel を使用します。そして NTFS ファイルシステムには ntfsprogs パッケージから ntfslabel を 使用します。マシンを再起動する前に、ファイルシステムのマウントエントリと GRUB カーネルの root エントリも更新しておきます。

2.1.4.2.3. ファイルシステムのマウント行を更新

ファイルシステムのラベルが追加や更新された場合、/etc/fstab のデバイスエントリは以下に合致するように修正されなければなりません:

su -c 'cp /etc/fstab /etc/fstab.orig' su -c 'gedit /etc/fstab'

ラベルによるマウントの行の例は:

LABEL=f7-slash  /  ext3  defaults  1
	    1
2.1.4.2.4. /grub.conf カーネルルートエントリーを更新

/ (root) ファイルシステムのラベルが変更された場合、grub 設定ファイル内のカーネル起動パラメーターも変更しなければなりません:

su -c 'gedit /boot/grub/grub.conf'

カーネル grub 行に合致する例は:

kernel /vmlinuz-2.6.20-1.2948.fc6 ro
	    root=LABEL=f7-slash rhgb quiet
2.1.4.2.5. ラベルへの試験変更

パーティションラベルが適合されたか、/etc/fstab ファイルが変更されたら、全てのパーティションが正常にマウントされ、ログインできることを確認するために既存の Fedora システムを起動します。完了したら、インストーラーを起動し、アップグレードを開始するためにインストール媒体で再起動します。

2.1.4.3. アップグレードと新規インストール

特にサードパーティーのリポジトリからのソフトウェアを含んでいる場合には、一般的に、アップグレードよりも新規インストールを勧めます。アップグレードした Fedora のシステムでは以前のインストールから残ったサードパーティーのパッケージは期待どおりには動かない可能性があります。それでもアップグレードを行うと決めたのならば、以下の情報が役に立つでしょう:

アップグレードするまえに、システムの完全なバックアップをとりましょう。具体的には /etc//home、さらにカスタマイズされたパッケージがそこにインストールされているのなら /opt/usr/local を保存します。失敗した場合に備え、代替パーティションに古いインストールの「クローン」を作っておきマルチブートにしておくことは、考慮に値するでしょう。その場合、GRUB 起動用フロッピーのような代替の 起動メディアを作っておきます。

[Tip] 設定のバックアップ

/etc/ にある設定ファイルのバックアップは、新規インストール後にシステム設定をやり直す場合にも大変便利です。

アップグレード完了後に次のコマンドを実行します。

rpm -qa --last > RPMS_by_Install_Time.txt

アップグレード以前のパッケージを探すために出力の後ろの方をチェックします。サードパーティーのリポジトリーからのパッケージを削除するか更新します、でなければ、必要に応じた対処をします。以前にインストールしたパッケージのいくつかはどの設定リポジトリーにもないかもしれません。全てのパッケージをリストするには以下のコマンドを使用します:

su -c 'yum list extras'

2.1.5. キックスタート HTTP の問題

HTTP 経由で Kickstart 設定ファイルを使用するとき、ファイルを取り込むことができなかったというエラーでキックスタートファイルの取り込みに失敗することがあります。何も変更せずに OK ボタンを何度かクリックすることで このエラーを消すことができます。回避策として、Kickstart 設定を取り込む他のサポートされた方法を使用してください。

2.1.6. 初期起動には root 以外のユーザーの作成が必要です。

Firstboot アプリケーションはシステム用に root 以外の ユーザーの作成を要求します。これは、gdm を サポートする為のものであり、今後 root ユーザーのグラフィカルデスクトップへのログインを 許可しません。

ネットワーク認証メカニズムがインストール中に選択される場合は、 Firstboot は root 以外のローカルユーザーの作成を要求しません。

2.2. Fedora ライブイメージ

Fedora 10 のリリースには伝統的なインストールイメージに加え、いくつかの Fedora Live ISO イメージを含んでいます。これらの ISO イメージは起動可能で、メディアに焼いて Fedora の試用に使うこともできます。永続的でより良い性能のためにハードドライブに Fedora Live イメージの中身をインストールすることを可能にする機能も含んでいます。

2.2.1. 利用可能なイメージ

現在利用可能なスピンの完全な一覧やその使い方については、ここを参照してください:

http://fedoraproject.org/wiki/CustomSpins

2.2.2. 使用法情報

Fedora ライブイメージから起動するには、そのメディアをコンピューターに入れ、再起動してください。ログインしてデスクトップ環境を使うには、ユーザー名 fedora を入れます。このアカウントにはパスワードはありません。GNOME ベースの Fedora ライブイメージは利用者が好きな言語を選択するだけの 時間を与えるために自動的に1分後にログインします。ログイン後、ライブイメージの内容を ハードドライブにインストールしたいのならば、デスクトップの Install to Hard Drive アイコンをクリックします。

2.2.3. 使用するメディアをチェック

Fedora Live メディアをチェックするには、初期起動のカウントダウン中にどれかキーを 押してブートオプションメニューを表示します。Verify を選択して、 メディアテストを実行する起動をします。

全ての新規ライブメディア用にこのテストを実行します。

2.2.4. テキストモードインストール

Fedora Live イメージのテキストモードインストールを実行するには、 コンソールで liveinst コマンドを使用します。

2.2.5. USB 起動

Fedora Live イメージのもう一つの使い方は USB スティックに入れることです。そうするには、liveusb-creator グラフィカルインターフェイスを使用します。 Add/Remove Software を使用して検索とインストールを するか、又は yum を使用してインストールします:

su -c 'yum install liveusb-creator'

グラフィカルツールの代わりに、livecd-tools パッケージから コマンドラインインターフェイスを使用できます。その後、livecd-iso-to-disk スクリプトを実行します:

/usr/bin/livecd-iso-to-disk /path/to/live.iso /dev/sdb1

/dev/sdb1 をあなたがイメージを置きたいパーティションに変更します。

これは破壊的な処理では ありません ; USBスティック上の現在のデータは保存されます

このツールの Windows バージョンは、ユーザーの試行や、Fedora へ移行を許可する ために利用できます。

2.2.6. 永続的ホームディレクトリ

システムの他の部分をステートレスにしたままで、/home を永続的に 維持するためのサポートが Fedora 10 に追加されました。これには、/home を 暗号化して、USB スティックが紛失したり盗難にあった場合にシステムを保護するようにするサポートが 含まれています。この機能を使用するには、Live イメージをダウンロードして以下のコマンドを実行します:

livecd-iso-to-disk --home-size-mb 512 /path/to/live.iso /dev/sdb1

/dev/sdb1 をあなたがイメージを置きたいパーティションに変更します。

512 を永続的な /home の メガバイト単位の希望サイズで置き換えてください。livecd-iso-to-disk シェルスクリプトが CD イメージのトップレベルにある LiveOS ディレクトリーに 保存されています。USB 媒体は、Fedora Live イメージと、/homeと、 その他の媒体上に保存されるデータの合計のために十分な空き領域が必要です。デフォルトでは、 これが使用するデータを暗号化して、パスフレーズを要求してきます。暗号化のない /home を 持つ場合はそこで、--unencrypted-home と指定します。

後の livecd-iso-to-disk の実行は USB スティック上に作成された /home を保存して、使用中のライブイメージを 変更した場合でもそれを使用続けることに注意して下さい。

2.2.7. ライブ USB 永続化

Fedora 9 用の Fedora Live イメージの永続的変更へのサポートがあります。主な利用パターンは、USB フラッシュドライブの Fedora Live イメージから起動して、その装置に変更を保存する場合です。これをするには、Fedora Live イメージをダウンロードして、以下のコマンドを実行します:

livecd-iso-to-disk --overlay-size-mb 512 /path/to/live.iso /dev/sdb1

/dev/sdb1 をあなたがイメージを置きたいパーティションに変更します。

512 を永続的なデータ、又は 上書き のメガバイト単位の希望サイズで置き換えてください。 livecd-iso-to-disk シェルスクリプトが CD イメージの トップレベルにある LiveOS ディレクトリーに保存されます。USB メディアには、Fedora Live イメージと、上書き、その他がメディア上に保存されるように十分な空き領域が必要です。

2.2.8. Intel ベースの Apple ハードウェアで USB から Fedora Live イメージを起動

Fedora 10 には、ライブイメージを USB イメージに挿入して、それから Intel プロセッサベースの Apple ハードウェア上でそれを起動するためのサポートが含まれています。ほとんどの x86 マシンとは異なり、このハードウェアは USB スティックの 再フォーマットを必要とします。USB スティックを設定するには、次を実行します:

/usr/bin/livecd-iso-to-disk --mactel /path/to/live.iso /dev/sdb1

/dev/sdb1 をあなたがイメージを置きたいパーティションに変更します。

上記に説明のある livecd-iso-to-disk ツールの為の 他の全ての引数もここで使用できることに注意して下さい。

2.2.9. 通常の Fedora のインストールとの違い

以下の点で通常の Fedora のインストールと Fedora Live イメージ異なります。

  • Fedora Live イメージは標準 DVD イメージで扱えるパッケージの一部を提供します。 両方とも全てのパッケージがある同一のリポジトリーに接続します。

  • SSH デーモン sshd はデフォルトで無効になっています。 SSH デーモンが無効になっているのは、Fedora Live イメージでデフォルトユーザー名にパスワードがないからです。しかし、ハードディスクへのインストールでは新しいユーザー名とパスワードを要求します。

  • Fedora Live イメージでのインストールはパッケージの選択や、アップグレードの機能を許可しません。その理由はファイルシステム全体をそのままハードディスクに複写するからです。インストールが終わってシステムが再起動した後には、 Add/Remove Packages ツールか、yum か、又は 他のソフトウェア管理ツールで好きなようにパッケージの追加や削除ができます。

  • Fedora Live イメージは i586 アーキテクチャーでは動作しません。

2.3. ハードウェアの概要

ユーザーは頻繁に、Fedora が ハードウェア互換性リスト (HCL) を提供するように要求してきていましたが、我々は 注意深くそれを避けていました。その理由は、常時更新の作業が困難であり、 報いないことであるため、1つの Linux ディストリビューションで扱うよりも コミュニティで広範囲に扱うことが最適だからです。

しかしながら、閉鎖型ソースのハードウェアドライバーに対する我々の立場と ハードウェア用のバイナリファームウェアの問題の為に、Fedora プロジェクトが Fedora ユーザーに対して提供したい追加の情報が少々あります。

2.3.1. これらのリリースノート内の役に立つハードウェア情報

2.3.2. ハードウェアの立場

http://fedoraproject.org/wiki/ForbiddenItems で参照:

  • 商用の製品の場合は Fedora 内に入れることができません。

  • 法律的に問題があるものは、Fedora 内に入れることができません。

  • アメリカ合衆国の連邦法規に違反するものは Fedora 内に入れることができません。

2.3.3. ユーザーに出来ることは?

  1. 行動を起こしましょう。フリーでオープンソースのドライバーとファームウェアだけを要求することを ハードウェアベンダーに伝えましょう。

  2. 購入者の強みを利用して、ハードウェアをオープンソースのドライバーとファーム ウェアでサポートしているハードウェアベンダーのみから購入しましょう。詳細は、 http://www.fsf.org/campaigns/hardware.html を参照して下さい。

2.4. アーキテクチャー特有の注記

このセクションでは、Fedora でサポートするハードウェアアーキテクチャーに特有の情報を提供します。

2.4.1. 64ビットプラットフォーム (x86_64 と ppc64) での、RPM の複数アーキテクチャーサポート

RPM は同じパッケージを複数アーキテクチャーに平行してインストールすることをサポートします。rpm -qa のようなデフォルトのパッケージリスト表示では、アーキテクチャーが表示されないのでパッケージが重複して表示されるように見えます。代わりに yum-utils パッケージの一部であり、 デフォルトでアーキテクチャーを表示する、repoquery を使ってください。 yum-utils をインストールするには、次のコマンドを実行します:

      su -c 'yum install yum-utils'
    

rpm を使ってアーキテクチャー付きで全パッケージを表示するには、以下のコマンドを実行します。

      rpm -qa --queryformat "%{name}-%{version}-%{release}.%{arch}\n"
    

これによりデフォルトの問い合わせがアーキテクチャーを表示するように設定が変わります。これを /etc/rpm/macros (システム全体の設定用) または ~/.rpmmacros (ユーザー毎の設定用) に追加します。

      %_query_all_fmt %%{name}-%%{version}-%%{release}.%%{arch}
    

2.4.2. Fedora 対応 x86 特有事項

このセクションでは、Fedora と x86 ハードウェアプラットフォームに特有の情報を取り扱います。

2.4.2.1. x86 ハードウェア要件

インストール中、またはインストール後に Fedora 10 特有の機能を使うには、ビデオカードやネットワークカードといった他のハードウェア構成要素の詳細を知っておく必要があるでしょう。

2.4.2.1.1. プロセッサーとメモリー

以下の CPU 仕様は、Intel プロセッサーの用語で記述されています。AMD や、Cyrix、VIA から提供されているもので、以下の Intel プロセッサーと互換性を持つもの、または同等な他のプロセッサーも Fedora で使用できるでしょう。

Fedora 10 は Intel Pentium 以上のプロセッサーを要求し、Pentium 4 以降のプロセッサー用に最適化されています。

  • テキストモードに推奨: 200 MHz Pentium クラス以上。

  • グラフィカルモードに推奨: 400 MHz Pentium II 以上。

  • テキストモードでの最小 RAM: 128MB。

  • グラフィカルモードでの最小 RAM: 192MB。

  • グラフィカルモードでの推奨 RAM: 256MB。

2.4.2.1.2. ハードディスク容量

DVD インストールからの全パッケージは 9 GB 以上のディスク領域を占拠します。 最終的なインストールの大きさはインストール時に選択したインストールスピンと パッケージにより決まります。インストール中にはインストール環境を保持するために 追加のディスク領域が必要になります。この追加のディスク領域は、 /Fedora/base/stage2.img のサイズと、インストール後のシステムの /var/lib/rpm の ファイルのサイズを加えたものに相当します。

実際的には、追加容量として最小インストールの 90 MB から、大きめのインストールで 175 MB 位の範囲が必要です。

また、あらゆるユーザーデータにも追加の容量が必要であり、システムを正常に動作させるには少なくとも 5% の空き容量の維持が必要です。

2.4.3. Fedora で x86_64 特有のもの

このセクションでは、Fedora と x86_64 ハードウェアプラットフォームに特有の情報を取り扱います。

2.4.3.1. x86_64 のハードウェア要件

インストール中、またはインストール後に Fedora 10 特有の機能を使うには、ビデオカードやネットワークカードといった他のハードウェア構成要素の詳細を知っておく必要があるでしょう。

2.4.3.1.1. x86_64 のメモリー要件
  • テキストモードでの最小 RAM: 256MB。

  • グラフィカルモードでの最小 RAM: 384MB。

  • グラフィカルモードでの推奨 RAM: 512MB。

2.4.3.1.2. x86_64 のハードディスク容量の要件

DVD インストールからの全パッケージは 9 GB 以上のディスク領域を占拠します。 最終的なインストールの大きさはインストール時に選択したインストールスピンと パッケージにより決まります。インストール中にはインストール環境を保持するために 追加のディスク領域が必要になります。この追加のディスク領域は、 /Fedora/base/stage2.img のサイズと、インストール後のシステムの /var/lib/rpm の ファイルのサイズを加えたものに相当します。

実際的には、追加容量として最小インストールの 90 MB から、大きめのインストールで 175 MB 位の範囲が必要です。

また、あらゆるユーザーデータにも追加の容量が必要であり、システムを正常に動作させるには少なくとも 5% の空き容量の維持が必要です。

2.4.4. Fedora 対応 PPC 特有事項

このセクションでは、Fedora と PPC (Power PC) ハードウェアプラットフォームに特有の情報を 取り扱います。

2.4.4.1. PPC のためのハードウェア要件
2.4.4.1.1. プロセッサーとメモリー
  • 最小限 CPU: PowerPC G3 / POWER3。

  • Fedora 10 は 1999 年頃以降に出荷された New World 世代のアップル Power Macintosh をサポートします。Old World マシンも動作するかもしれませんが、Fedora ディストリビューションには含まれていない特殊なブートローダーを必要とします。Fedora はまた、POWER5 と POWER6 のマシンにもインストールされて テストされています。

  • Fedora 10 は pSeries と Cell Broadband Engine のマシンをサポートします。

  • Fedora 10 は、Sony PlayStation 3、Genesi Pegasos II、Efika もサポートします。

  • Fedora 10 は P.A. Semiconductor の'Electra' マシン向けの新ハードウェアサポートを含んでいます。

  • Fedora 10 には Terrasoft Solutions パワーステーションの ワークステーションも含まれています。

  • テキストモードでの推奨環境: 233 MHz G3 以上、128MiB RAM。

  • グラフィカルモードでの推奨環境: 400 MHz G3 以上、256MiB RAM。

2.4.4.1.2. ハードディスク容量

全パッケージでは 9 GB 以上のディスク領域を占拠します。最終的な大きさは全面的に インストール時に選択したインストールスピンとパッケージにより決まります。インストール中にはインストール環境を保持するために追加のディスク領域が必要です。この追加のディスク領域は、 /Fedora/base/stage2.img のサイズと、 インストール後のシステムの /var/lib/rpm の ファイルのサイズを加えたものに相当します。

具体的には、追加容量として最小インストールの 90 MiB から、大きめのインストールで 175 MiB 位の範囲が必要です。

また、あらゆるユーザーデータにも追加の容量が必要であり、システムを正常に動作させるには少なくとも 5% の空き容量が必要です。

2.4.4.2. 64ビットマシンでの 4 KB ページ

Fedora Core 6 での 64KiB ページでの短い実験の後、PowerPC64 カーネルは 4KiB ページに戻りました。インストーラーはアップグレード中に swap パーティションを自動的に再フォーマットします。

2.4.4.3. Apple キーボード

Apple システムでの Option キーは PC での Alt キーと同じものです。ドキュメントやインストーラーで Alt キーに触れているところでは、Option キーを使ってください。キーの組合わせによっては、Option キーを Fn キーと組み合わせて使う必要があるでしょう。例えば、仮想ターミナル tty3 に切り替えるためには Option+Fn+F3 を使います。

2.4.4.4. PPC インストールノート

Fedora のインストールディスク 1 はサポートしているハードウェアで起動可能です。それに加え、起動可能な CD イメージは1枚目の images/ ディレクトリ以下にあります。このイメージはハードウエアによって次のような異なる動作をします:

  • ほとんどのマシンでは、ブートローダーが 32-bit または 64-bit インストーラーの適切な方をインストーラーディスクから自動的に起動します。

  • 64-bit IBM pSeries (POWER4/POWER5/POWER6)、 現在の iSeries モデル -- CD を起動するために OpenFirmware を 使用した後、ブートローダー yaboot が自動的に 64 ビットインストーラーを起動します。

  • IBM "Legacy" iSeries (POWER4) -- OpenFirmware を使用しない、いわゆる "Legacy" iSeries モデルは インストールツリーの images/iSeries ディレクトリーにある起動イメージの使用を必要とします。

  • Genesi Pegasos II / Efika 5200B -- Fedora カーネルは powerdeveloper.org からの "デバイスツリー補助" を使うことなく、Pegasos と Efika の両方をサポートします。 しかしファームウェアでの ISO9660 用の完全サポートが欠けているということは CD からの yaboot 経由の起動が出来ないことを意味します。代わりに CD からか、ネットワーク経由で 'netboot' イメージを起動します。イメージの大きさのため、ファームウェアの load-base 変数を デフォルトの 4MB ではなく、32MB のような大きなアドレスにファイルをロードするように設定しなければなりません。

     
    	  setenv load-base 0x2000000
    	

    OpenFirmware のプロンプトで、Efika 更新が必要ならば以下のコマンドを入力し、そうでなければ CD から netboot イメージを入力します:

    	  boot cd: /images/netboot/ppc32.img
    	

    又はネットワークから:

    	  boot eth ppc32.img
    	

    インストール済みの Fedora システムをブート可能にする為に OpenFirmware も手動で 設定する必要があります。これを実行するには、boot-deviceboot-file 環境変数を適切に設定して、/boot パーティションから yaboot をロードします。例えば、 デフォルトのインストールが以下を必要とするかも知れません:

    setenv boot-device hd:0 setenv boot-file
    	    /yaboot/yaboot setenv auto-boot? true
    	
  • PA Semi Electra -- Electra ファームウェアはまだ yaboot をサポートしていません; Electra でインストールするには、ppc64.img netboot イメージで 起動できます。インストール後、インストールしたカーネルと initrd を /boot パーティションからロードするように手作業でファームウェアを設定する必要があります。

    詳細についてはファームウェアのドキュメントをご覧下さい。

  • Sony PlayStation 3 -- PlayStation 3 にインストールするには、まずファームウェアを 1.60 以降に 更新します。http://www.playstation.com/ps3-openplatform/manual.html にある 指示に従って "Other OS" ブートローダーを flash にインストールしなければなりません。ftp://ftp.kernel.org/pub/linux/kernel/people/geoff/cell/ で 利用可能なソニーの "ADDON" CD で適切なブートローダーイメージを見つけることができます。

    ブートローダーをインストールしたら、PlayStation 3 は Fedora のインストールメディアから 起動できるはずです。NFS は FTP や HTTP 手法よりもメモリー消費が少ないので、ネットワークインストールは NFS で一番良く機能します。text オプションを使用することも インストーラーで消費するメモリーの量を低減します。

    Fedora と PlayStation3 や、PowerPC 上の Fedora 全般に関しての情報は、Fedora-PPC メーリングリスト (http://lists.infradead.org/mailman/listinfo/fedora-ppc) か、 FreeNode (http://freenode.net/.) 上で #fedora-ppc チャネルに参加してください。

  • ネットワーク起動 -- インストーラーのカーネルと ramdisk を含む一体化されたイメージが、 インストールツリーの images/netboot/ ディレクトリー以下にあります。これらは TFTP を使ったネットワーク起動を意図してはいますが、他のことにも使うことができます。

    yaboot ローダーは IBM pSeries とアップル Macintosh のための TFTP 起動をサポートします。netboot イメージ上で yaboot を使うことを推奨します。

2.4.4.4.1. PPC 特有のパッケージ

  • ppc64-utils パッケージはアップストリームのパッケージング (ps3pf-utilspowerpc-utilspowerpc-utils-papr) を反映して個々のパッケージに分かれました。mkzimage コマンドはもう提供されませんが、kernel-bootwrapper パッケージから wrapper スクリプトを利用できます:

    wrapper -i initrd-${KERN_VERSION}.img -o
    	zImage-${KERN_VERSION}.img vmlinuz-${KERN_VERSION}
    	  

2.5. X Window System - グラフィックス

このセクションでは、Fedora で提供される X Window System の実装、X.org に関連する情報を説明します。

2.5.1. X 設定の変更

Fedora 10 は

evdev

入力ドライバーを X サーバー用の標準のマウスとキーボード ドライバーとして使用します。このドライバーは HAL を使用して機能し、ランタイム時に デバイスが追加されたり削除されたりできるようにする永続的なデバイス単位の設定を 提供します。

2.5.2. サードパーティービデオドライバー

サードパーティー製ビデオドライバーの使用に関するガイドライン詳細については Xorg third-party drivers ページを参照してください。

http://fedoraproject.org/wiki/Xorg/3rdPartyVideoDrivers

2.6. Fedora 10 ブートタイム

Fedora 10 には複数のブートタイム更新が収納されており、より速い起動を可能にする 変更とグラフィック起動の変更を含んでいます。

2.6.1. GRUB

GRUB メニューは、デュアルブートシステム以外ではもうスタートアップで表示されません。 GRUB メニューを立ち上げるには、カーネルがロードされる前に Shift キーを 押したままにします。(他のキーでも機能しますが、Shift が使用するのに 一番安全です)

2.6.2. Plymouth

Plymouth は Fedora 10 デビューしたグラフィカルなブートアップシステムです。

  • grub コマンドラインに rhgb を 追加すると、Plymouth に指示をしてご使用のハードウェアに適切なプラグインをロードします。

  • Plymouth と一緒に付随しているグラフィカルブートスプラッシュ画面は、最善の機能を 発揮するのにカーネルモードセッティングドライバーを必要とします。今のところまだ、 全てのハードウェア用にはカーネルモードセッティングドライバーは使用できません。 このドライバーが広範囲に使用できるようになる前にグラフィカルスプラッシュを見るには、 vga=0x318 をカーネルの grub コマンドラインに追加します。これは、vesafb を使用しており、 フラットパネルに必ずしもネイティブの解像度を与えるものではなく、画面のチラツキや X との他の異様な反応の原因になる可能性があります。vga=0x318、 すなわち、カーネルモードセッティングドライバーがないと、Plymouth は、単純でも 機能的なテキストベースのプラグインを使用します。

  • 現在、Radeon R500 とそれ以上のユーザーがデフォルトでカーネルモードセッティングを 取得できます。R100 と R200 用のモードセッティングを提供するために作業は進行中です。 更に、Intel カーネルモードセッティングドライバーは開発中ですが、デフォルトでは オンになりません。

  • カーネルモードセッティングドライバーはまだ開発段階にあり少々バグの気配があります。 起動時に真っ黒な画面となってしまうとか、ノイズのみの画面になるような場合は、grub の カーネルブートプロンプトに nomodeset を追加して、この モードセッティングを無効にして下さい。

  • Plymouth はブートメッセージを隠します。このブートメッセージを表示するには、 ブート時に Esc キーを押すか、あるいはブート後に /var/log/boot.log 内で表示できます。別の方法としては、カーネルコマンドラインから rhgb を削除すると、plymouth は全てのブートメッセージを表示します。また、ログインの画面に、 ステータスアイコンがあり、ここでブート警告を表示することができます。

2.6.3. より速い起動

Fedora 10 はプロセスのスタートアップに於いての改善によりより速い起動を提供します。

  • Readahead は ブートプロセスと並行して開始されます。

  • Udev は時間がかかるように見えるかも知れませんが、実際には背後で起動プロセスに 必要な全てのディスクバッファを先読みして起動プロセス全体を短縮します。先読みファイル 一覧の作成は月ごとに実行され、/.readahead_collect を 操作することにより手動でも誘発することができます。設定ファイル /etc/sysconfig/readahead を 編集すると先読みコレクターと先読みをオフにすることも出来ます。

2.6.4. カーネルモードセッティング

カーネルモードセッティング (KMS) は DRM ドライバー内で「有効」か 「無効」にデフォルト設定可能であり、ブート時に有効か無効にすることが できます。

  • Plymouth ドライバーと DDX ドライバーは両方とも、KMS が存在して有効に なっているかどうかを検出します。存在して有効な場合は、Plymouth ドライバーと DDX ドライバーは それを活用するようになります。

  • KMS が存在しないか、又は存在しても無効になっている場合は、Plymouth は 自動的にテキストスプラッシュに戻り、DDX ドライバーは 自動的にユーザースペースの モードセッティングに戻ります。

  • より迅速なユーザー切り替え、段差のない X サーバー切り替え、及びグラフィカル パニックメッセージを可能にします。