11.3. インストール中にリモートシステムにログイン
Fedora は rsyslog
を使用して syslog サービスを提供します。rsyslog
のデフォルト設定は リモートシステムからのメッセージを拒否します。
以下に詳細説明のある rsyslog
設定は rsyslog
内で 利用できるセキュリティ対策のいずれも使用しません。侵入者は大量の偽ログメッセージ送信により、ロギングサービスへのアクセスを許可する システムを低速化したりクラッシュしたりするかも知れません。さらには、悪意のあるユーザーはネットワーク上で ロギングサービスに送信されるメッセージを妨害したり改竄する可能性もあります。
ネットワーク上の他のシステムからのログメッセージを受理するように Red Hat Enterprise Linux を 設定するには、ファイル /etc/rsyslog.conf
を編集します。このファイル /etc/rsyslog.conf
を 編集するには root
権限を使用する必要があります。 先頭にあるハッシュを削除することにより、以下の行をアンコメントします:
$ModLoad imudp.so
$UDPServerRun 514
rsyslog
サービスを再起動して変更を適用します:
su -c '/sbin/service rsyslog restart'
プロンプトが出た時点で、root
パスワードを入力します。
デフォルトでは、syslog サービスは UDP ポート 514 上でリッスンします。 他のシステムからのこのポートへの接続を許可するには、 → → と進んで行きます。 他のポート を選んでから 追加 を選びます。 ポート のフィールドには 514
を記入して、udp
を プロトコル として 指定します。