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第3章 仮想化の優位性と誤解

3.1. 仮想化のコスト
3.2. 仮想化学習曲線
3.3. パフォーマンス
3.4. 柔軟性
3.5. 災害復旧
3.6. セキュリティ
3.6.1. 仮想化のセキュリティ機能
3.7. サーバー向け仮想化および個人向け仮想化
仮想化には多くの優位性があります。そしておそらく同じくらい、それらを取り巻く誤解があります。本章はこれらの点について明らかにしていきます。

3.1. 仮想化のコスト

一般的な誤解に、仮想化は変更を正当化するには費用がかかりすぎるというものがあります。仮想化は初期費用が高価になる可能性がありますが、長期的には費用を節約できます。自身の環境においてもっとも選択すべき道を決めるために、Return on Investment (ROI) 分析を実行することが重要です。以下の利点を考慮してください:
省電力
仮想化を用いることにより、複数の物理プラットフォームに対する必要性を無くすことができます。このことは、マシンの運転や冷却のために使用される電力がより少なくなり、結果としてエネルギーコストの削減になることを意味します。複数の物理プラットフォーム、マシンの電力消費と冷却設備の組み合わせに関する初期費用は、仮想化を用いることにより劇的に削減できます。
省メンテナンス時間
物理システムを仮想システムに移行する前に実行される適切な計画が提供されれば、それらをメンテナンスするのにかかる時間を減らすことができます。このことは、パートや労働者に支払われる費用を減らすことを意味します。
インストール済みソフトウェアの延命
古いバージョンのソフトウェアは、直接新しいベアメタルのマシンにおいて実行できないかもしれません。しかしながら、より大規模で高速なシステムにおいて古いソフトウェアを仮想的に実行することにより、新しいシステムからパフォーマンスの利便性を得ながら、ソフトウェアの寿命を延ばせます。
省スペース
サーバーをより少ないマシンに統合することにより、使用する物理スペースが少なくなります。このことは、通常はサーバーにより使用されるスペースが、何か他のもの、たとえば新しいマシンのために使えることを意味します。